マニトウ(The Manitou)



400年前に死んだインディアンにレーザーを当てて追い払うはなし。
パラノーマル・アクティビティ』のことをネットで調べていたら偶然見つけたこの作品。
マニトウって印象的な名前が頭の片隅に残っていて、それは多分中学生くらいのビデオ屋のVHS背表紙の記憶なんだけど、さらに調べてたら某動画サイトで見つけたので全編観ちゃった次第。


この話。今観てもすごいな…今観るからすごいんかな…
調べ物の時点ではインディアンの呪い的なものを精霊的なもので追い払う、という悪魔&エクソシストの構図をインディアン呪術に置き換えたものを想像して、悪魔に神の力を...じゃなくて霊に霊をぶつけるという一段さがった庶民的な戦いに胸踊らせておったわけだが、、


腫瘍からものごっつい顔の怖い長髪の小さなおっさん登場!ババーン。ヌルヌル〜。からの展開がもう、それは、すごいのなんのって。
インコース直球を待っていたら後ろから審判に延髄斬りくらってフォール負け。みたいなんw


ミスカラカスというそのちっちゃいおっさんは、400年前に死んだ偉大なインディアンの術士でありまして、女の首の腫瘍という形をかりて現世に蘇ってきたはいいんですが、腫瘍の検査でX線を大量に浴びてしまい奇形となってしまった、その逆恨みを人類に向けとるわけです!


さらにそのちっちゃいおっさんに対抗すべく力を貸してくれたインディアンはさんざん匂わして僕的期待マックスな西洋のイエスやエホバに匹敵する至高の霊であるところの「ギッチの霊」、さらに至高であるところの「むさぼり食う霊」をまったく呼ぶことなく対決が進むわけ。


で結局呼んだ霊は「コンピュータの霊」!!
さらにコンピュータの霊は西洋の人間が作ったものだからインディアンには非協力的!!
白人のおっさんが呼んだら協力!レーザーびゅーーーーん!


完全に魅せられてしまいました『マニトウ』。

マニトウ [VHS]

マニトウ [VHS]